表を 1〜2 枚、一度だけ移すなら、Excel の「画像から」の機能や生成 AI のチャットボットでも対応できます。同じ種類の書類が毎日たまる会社なら、列の構成が決まった台帳に追加し続けることが大切で、手書きやぼやけた写真はどの方法でも人が原本と確認する必要があります。
写真の表を Excel に移す方法には、どんなものがありますか?
写真やスクリーンショットの表を Excel に移す方法は、大きく 3 つあります。どれが合うかは「何回行う作業か」と「結果をどこに集めるか」によって変わります。
- ① Excel の「画像から」(Data from Picture):Microsoft 365 の Excel で、写真ファイルやスクリーンショットの表を読み込み、表に変換してシートに入れる機能です。挿入する前に読み取り結果を確認して修正する手順があります。
- ② 生成 AI のチャットボット:チャットボットに写真をアップロードし、「この表を Excel に貼り付けられる形にして」のように依頼して、返ってきた表を Excel に貼り付ける方法です。依頼の文章で列名や形式を指定できます。
- ③ 書類の種類ごとのシートに記録し続ける:納品書は納品書台帳、作業日報は作業日報シートのように、書類ごとに列が決まったシートを用意し、写真が届くたびにそのシートへ 1 行ずつ追加する方法です。AiutoForm はこの方式です。
3 つの方法は何が違いますか?
| 方法 | 向いている場面 | 良い点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ① Excel「画像から」 | 表を 1〜2 枚、いますぐ Excel に移したいとき | Excel の中で完結し、挿入前に結果を修正できる | 対応言語の一覧に日本語がない(2026 年 10 月確認、Microsoft サポート)。日本語の書類はまず試してみる |
| ② 生成 AI チャットボット | 形がばらばらの書類をときどき整理するとき | 依頼の文章で列名・形式を自由に指定できる | 同じ列で受け取るには毎回同じ依頼文を使う。社内の書類をアップロードしてよいか社内規程を確認 |
| ③ 書類別のシートに記録し続ける | 同じ種類の書類が毎日・毎週届くとき | 列が決まった台帳にたまるので、期間・取引先別の絞り込みや集計が簡単 | 最初にシート(列の構成)を決める手順がある。一度だけ移す表には大げさ |
3 つの方法は用途が違います。①②は「この写真 1 枚を表に」、③は「同じ書類をずっと 1 か所に」に向いています。
日本語の業務書類では、まず何を確認すればよいですか?
納品書・注文書・作業日報のように日本語と数字が混ざった書類では、方法を選ぶ前に次の点を確認します。
- 対応言語:Excel の「画像から」は、2026 年 10 月に確認した時点で、Microsoft のサポートページの対応言語一覧に日本語が含まれていません。日本語の書類に使う予定なら、実際の書類数枚でまず試してください。
- 数字の欄:金額や数量は 1 桁違うだけで合計が変わります。どの方法でも、書類に書かれた合計と Excel の合計を突き合わせる習慣をつけましょう。
- 手書き・ぼやけた写真:どの方法でも、人が原本と確認する必要があります。書類が画面いっぱいに入るように、影が入らないよう撮るのがおすすめです。
- 個人情報:連絡先などの個人情報が書かれた書類は、外部サービスにアップロードする前に社内規程を確認します。
同じ書類が毎日たまるなら、なぜ列が決まった台帳が必要なのですか?
一度変換した表は、その場で終わります。しかし納品書が毎日何枚も届く会社に必要なのは、表 1 枚ではなく「9 月の取引先別の合計」のような答えです。その答えを得るには、届いた書類が同じ列名・同じ順番で 1 つのシートに集まっている必要があります。
変換するたびに列名が「税抜金額」「金額」「本体価格」のように少しずつ変わると、まとめるときに手直しが必要になります。そのため、くり返し届く書類は台帳の列を先に決め、届いた書類をその列に合わせて入れていく方法が長続きします。列を決めるときは、無料の 納品書の Excel テンプレート の台帳の列構成を参考にできます。
AiutoForm では、書類の写真がどのようにシートに記録されますか?
- 写真をアップロード画面にファイルをドラッグ&ドロップするか、スクリーンショットを貼り付けるか(Ctrl+V)、スマートフォンでその場で撮ってアップロードします。PDF・写真(JPG・PNG など)・Excel・CSV・Word・テキストに対応しており、iPhone の HEIC 形式の写真は JPG に変換が必要です。
- 書類の種類に合ったシートへAI が内容を読んで見積・受注・納品書・請求書に分け、決まったシートに 1 行ずつ記録します。送ってきた会社は顧客・仕入先シートに登録されます。
- そのほかの書類は追加シートへ作業日報や棚卸表のように 4 種類に当てはまらない書類は、最初の一度だけ AI がシート名と列(3〜15 個)を提案し、人が確認・承認するとシートが作られます。次からは同じ種類の書類が確認なしでそのシートに保存されます。
- 確信度が低ければ「要確認」ぼやけた写真や手書きのように確信度が低いものは「要確認」と表示され、原本と並べて確認できます。同じファイルが二重に登録されることはありません。
Gmail・Google Workspace のメールで届いた添付も、同じシートに整理されます(Outlook・IMAP のメールは準備中)。結果は Excel ファイルと Google スプレッドシートのうち選んだほうに記録され、列名で項目を探すので、列を追加したり順番を入れ替えたりしても記録は続きます。
登録不要で開ける デモ に体験用のサンプルがあります。注文書のサンプルは受注として保存され、作業日報のサンプル 2 枚は、1 枚目で新しいシートを提案したあと 2 枚目がそのシートにそのまま保存されます。書類ごとの整理方法は、FAX 注文書、受領書・納品書、作業日報 のガイドで続けてご覧いただけます。
よくある質問
Excel の「画像から」で日本語の書類も変換できますか?
2026 年 10 月に確認した時点で、Microsoft のサポートページの対応言語一覧には日本語が含まれていません。使う場合は実際の書類でまず試し、挿入前の確認画面で値を原本と照らし合わせてください。
AI チャットボットで変換した表を毎日集めてもよいですか?
可能です。ただし毎回同じ列名と順番で受け取れるよう依頼文を決めておき、受け取った表を台帳に貼り付ける作業は人が続けて行う必要があります。同じ書類が毎日たまるなら、列が決まった台帳に直接追加される方式のほうが手間がかかりません。
手書きの書類も Excel に移せますか?
どの方法でも、手書きやぼやけた写真は読み間違えることがあるため、人が原本と確認する必要があります。AiutoForm は確信度が低いものを「要確認」と表示し、原本と並べて表示します。
Excel に移したら、紙の原本は捨ててもよいですか?
いいえ。法人の場合、注文書・契約書・領収書などの書類を含む帳簿書類は、原則として確定申告書の提出期限の翌日から 7 年間の保存が必要とされています(国税庁タックスアンサー No.5930)。紙の書類をスキャンデータで代わりに保存するには、電子帳簿保存法のスキャナ保存の要件を満たす必要があります。原本はそのまま保管し、Excel のデータは検索・集計・照合用に使いましょう。具体的な扱いは税理士にご確認ください。